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liberté,amitié,illimité


by echalotes

<   2009年 10月 ( 25 )   > この月の画像一覧

今日は父の誕生日だ。
生きてたら
満で87
数えで88
だから…米寿!
であってるかな。

なんだか
治療のせいか
時々、数え間違いをすることがあってね
どうも実際のことより早めに数えてることが多いのよ。

お誕生日だってことには、間違いないからね。
「 お誕生日おめでとう! 」

よくこの時期には、日本に帰ってたな~
一緒に外出したこともあったね。
新宿の三角ビルに絵を見に行って、
その帰りにお茶をおごってくれたり
近くのプラネタリウムを見に行って
その帰りにお昼をおごってくれたり
なんだか、楽しかったね。

今日は、別にお父さんが好きなものだったってわけじゃないんだけど
誕生日にはケーキでしょ?

こんな感じでね。

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あれ、朝青龍みたいな顔のりんご姫とお母さん!
これは、りんご姫の誕生日じゃない~。

そうそう
何かって言うとこうやって
いちごのショートケーキを
近くの「シャトー」っていうケーキ屋さんに買いに行ったね。
あそこの
シュークリームやエクレア、モンブランやモカロールなんかも
よく食べたね~
シュークリームには生クリームとカスタードが
半分ずつ入っていて、おいしかったな~

で、今日はね…
私が食べたいって理由からだけだけど
「 シャルロット・オ・ポワール 」を作る!

といってもね
できあいのビスキュイも使うから
作る!ってほどのことじゃないんだけど。

いろんなレシピを見たけど
どうもしっくり、ピンと来るのがなくて
いろいろいいとこ取りしてつくってみたよ。

とりあえず、できた~

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なんでこのリボンを使ったのか。
ばら色の10月ってこともあるけど
その理由はおとうさんには言わなくてもわかるよね~
懐かしいね。

じゃあ、食べてみる?

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「うーん、難しい味だね」って聞こえるよ!
だいたい、微妙な味、複雑な味には
いつも「難しい」って使ってたよね。
つまり、お父さんの口には合わないってことなんだよね~

昨日のホットケーキやいちごのショートケーキのほうが
口に合うんだよね。

でも、せっかくのりんご姫にとって第一号のシャルロットだから
「 ばら色の10月のシャルロット 」って名前をつけておこう!



それからね、
この町に越してから
ずっと入れなかった
というより
入る機会を伸ばし伸ばしにしてた
小さい本屋さんに入ったよ~

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これもお誕生日のお祝いだ!
お父さんもこのお店のご主人と同じことしてたからね。

紙の匂いが懐かしい。
20年くらいやってるんだって、このお店。
今時は、フランスでもこうした小さい本屋さん、珍しいよ。
でも、いいね、紙の匂いや手触り。

嬉しいことがあるとつい興奮するりんご姫だから
ついつい、買っちゃったよ、3冊も!
また積読、拾い読みだね。

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なんだかね
この日初めて
本屋さんにおしゃべりに来るお客さんの気持ちがわかったよ。

またこの本屋さんに来たいと思ったりんご姫だけど
このお店に入ったら、手ぶらで出られそうにないな。


お父さんお酒はあんまり飲めなかったから
乾杯は、あさっての治療が終わる日に盛大にすることにしようね~

でも、お父さんの誕生日の頃に
治療を終えられるなんてね、
これも私からのお誕生日プレゼントになるかな。


そうそう、みなさんにもこの「難しい味」のシャルロット・オ・ポワールを
味見してもらわないとね。
コーヒー付で秋らしくシックにね。

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今朝の空と、治療終了秒読み!
by echalotes | 2009-10-05 19:07 | 我が家で静養
お月見の前から
お皿の上で
もううさぎが踊ってる。

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お団子は
白玉粉で15個作って、
9個4個2個の山にしたんだけど
少し柔らくできあがったので
9個4,5個1,5個の山になった。

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ススキや日本の秋の花の代わりになるものを
マレで探したんだけど
やはり思ったとおり
雑草しかなかった。
その雑草の中から
アカマンマに似た草をとってきた。
たぶん、葉っぱの形からしても
アカマンマだ。
でも、秋の花ではないな。

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それで
去年の秋、毎日のように拾った
もみじの葉っぱをお団子の横に置いた。

暗くなってくると
秋の気分になって
月も輝き出すわね。

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しばらく
ぼーっとする。
お月見。

そして
この幸せな月、飛んでけ~

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それから
月は昇り続け

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「おやすみ、おやすみ。。。」
と言い続け

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窓の額縁から
消えていった。

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お月見ができなかった方々、
りんご姫が代わりに
ゆっくりと月とおしゃべりしておきましたよ!


そして、そして翌朝、
うとうと、うとうと
起きたいような、起きたくないような
治療のない週末は気が抜けるし
マレで身体を動かすようになって
いい具合の身体の疲れがあって
眠い日曜の朝だな。。。

でも急に
「ママレンジで作ったようなホットケーキが食べたい!」
と思い始めたら、止まらない。
お腹がぐーぐーなっても
他のものは食べない。。。

それは嘘!
昨日作ったお団子をタレにからめておいたのを
パクパクと口に運んではいた!

ホットケーキミックスはないから
小麦粉と卵、バター、牛乳、
バニラシュガーで作る!

思ったとおりにできた。
こんな感じの上手じゃない焼け具合が
昔のまんま。

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食器もぐんと子どもに戻って
お昼前にお月様を
お皿に迎えた。

あー、おいしい。
お皿のうさぎたちのように
駆け回りたくなる。

食べ終わったあとも
ホットケーキの匂いがずっと漂って
うとうと、うとうと
眠い日曜日だなぁ。

今朝の空
by echalotes | 2009-10-04 23:00 | 我が家で静養

レストランでの思い出

「行けるかな。大丈夫かな。。。」と思っていたから
9月の半ばにエェゾウ姉たちと一緒に
レストランに行けたときは
嬉しかった。

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その時のメニューを
まねて作ってみた。



その日、
大聖堂の中をゆっくり見てから

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外に出ると
「さて、ランチ行くかー!」
とターボウ兄が叫んだ!

少し寒い日だったので
あたたかいものが食べたいというリクエストと
リーズナブルでいろんな選択肢があって…
そうすると、ここだなと入ったのが
アルザス料理中心のタベルヌ。

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アルザスはフランスのど真ん中にある我が町よりは
北だけど、寒い日はいいわよね~こういう料理。


ご注文は?と尋ねられて

ムールマリニエールとフリット、
ルジェのポアレとジャガイモのピュレ、
マグレカナールとジャガイモのソテー・・・

それから フラムケッシュ Flammekuche   もと言ったら
「それは多すぎるから、とりあえずフラムケッシュはたのまないで様子を見てください」
と言われちゃった。

みんなお腹が減ってたので、おとなりにいたご夫婦が食べていたフラムケッシュも
食べたくなっちゃってたのよね。
フラムケッシュは、フラメンキッシュと日本では発音されてるのかな。
アルザス地方の料理で生地の薄いピザのこと。
じゃあ、これは次回、りんご姫一人でこっそり食べに来ちゃおうかな。


ムール貝の白ワイン蒸しには

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200くらいムールが入ってるんじゃない?
これはお腹一杯になるわ~
とエェゾウ姉たち。


この赤い魚はルジェ。
日本だとヒメジと呼ばれている魚だ。
じゃがいものピュレには、緑のオリーブが入ってて

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じゃがいも5個分はあろうかというこのピュレを
エェゾウ姉は全部平らげた。
味見させてもらったりんご姫も美味しいと思ったので
まねっこして作ってみたのだ。

オリーブ入りのピュレは…おしいです~。


鴨のローストはりんご姫の注文!

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シナモンの香りのソースで食欲がわき、
2切れはターボウ兄たちにあげたけど
残りはきれいに食べてしまった!

お腹一杯で、その夜は何も食べられなかった。。。


タルトタタンが食べたい、食べたいと言っていた
エェゾウ姉だけがデザートを頼んだら
上品な一人分のタルトにのったタタンが出てきた。

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もっとたっぷりしたものが出てくるって予想していたのにね。
でも、お腹にはちょうどよかったし
なかなかおいしかったね。


料理の写真をとるところまで
観光客にはなれなかったりんご姫。
エェゾウ姉が送ってくれた写真を
これまたうまくPCに取り込めなくて
画面をカメラで撮って載せた…


久しぶりのレストランでの食事は
食べたものよりも
なにげない会話を楽しんだり
レストランの風景がおもしろかったり
いつもの生活とちょっと違う空間に行けたのが
おいしかったのでした。

お料理はね、きっとね
自分で作ったほうがおいしいし、
安いのよね~
りんご姫のまねっこメニューのルジェのお魚なんて
冷凍だけど6切れで1ユーロ、130円!


おいしいもの、おいしい時間に
ごちそうさま!!

今朝の空とマレの畑の雑草
by echalotes | 2009-10-03 22:52 | 我が家で静養
10月1日の朝、18回目の放射線治療が終わった。

毎回、一箇所目、胸壁への照射が終わったあとに
左の脇のリンパ部分への照射が続く。

今まではスムースに2箇所すんでいたのに
今日は、2箇所目に移る際、
PCの画面に「 エラー 」と出た!!

「何が起こる?!何が起こる!? !

もうこういう非常事態に慣れてしまったので
「怖いな、いきなり放射線がドワーッと左方向から飛び出てきたりしないわよね。
私はここから離れた方がいいかな。。。でも、何も声がかからないよ。
でも、何が起こるか。。。楽しみ!!」
って、ワクワクしちゃう自分に笑っちゃう。
一人で漫才やってるみたいだ。

その後も画面には
「このモードは患者の治療に使わぬべし」
なんて文章が表れちゃうし…

結局大事にはならず、
技師さんが出てきて
「ちょっとごたごたしたけど、大丈夫よ。動かないでね」
それから、画面はいつものように
黄色で「 用意 」
赤で「 照射 」!と続いた。

約1分間、いつものように
壊れかけた電気ひげそりの音のような
照射音が心地よく聞こえてくる。

ふ~。

「来週で終りね~。」
「はい。明日と来週3回で終わりです。」
「あなたが初めて来たときのこと覚えてるわ!これからなにが起こるかって
不安そうだったわね。」
りんご姫は、覚えてない。。。
周りの人には不安そうに見えたのか。。。


初めてのことには、そりゃあ不安になるわよね。


今は、放射線治療後に始まるホルモン治療に
ちょっと不安があるものね。
      ・
      ・
      ・

と、質問したいことのメモを見ながら
待合室でポワーットドクターに呼ばれるのを待つ。
今日は診察がある日だ。

「マダ~ム」ってこのドクター、だいたいいつも名前を呼ばず
「マダ~ム」とか「ムッシュ~」と患者を呼びに待合室まで来て
「こちらへどうぞ」と言うように、手を診察室の方へ向けながら
患者を診察室に促す…のんびりしている様子がわかるでしょう?

「どうですか?」
「特に問題はないです」
「皮膚の状態も良好だね」
と左胸を視診してくれる。
その後。。。

「えっとー、ホルモン治療の話はしましたっけ?」

この先生、そういうことメモしてないのね。

「まだですー。錠剤を飲むんですよね、5年間。」
今まで聞いて知っていることをりんご姫の方から聞いて確認する。
前に「詳しいことは追々説明しますよ」って言ってたから
「追々」の日が来るのを待っていたのよ。

そして、初めて薬の名前をはっきりと教えてくれた。

TAMOXIFENE 20mg を毎日一錠ずつ

おもむろに白い紙を出して
「この治療のマイナス面、プラス面を言っておきますね」
と書きながら、説明してくれた。
これは、いい説明の仕方だ!

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今後受ける検査についてなど
細かいことは次回、最後の診察の時に話してくれてるそうだ。
基本的に今後は、かかりつけ医のドクターステファンが
普段どおり、全ての専門医への窓口として対応してくれることになる。

が、

それほど驚くことでもないことかもしれないけど

今日初めてはっきりしたことは

「それで、抗がん剤用のポートを取り外す手術はいつになりますか?」
って聞いたときに、返ってきたお返事が

「ふつうは、ポートを取り付けた外科医がはずす手術もするんだよ~」

え、

「誰が埋め込む手術をしたんだっけ?」
「ええ、南仏のドクター・・・
(頭の中にどういうわけか、ワインの産地の名前が出てくる…どうして?)
ドクタールアネです・・・」

って、

このポートをはずすために
手術を受けに
南仏にまた行くわけ~!~!~!

いやー、行くのはいいんだけどね、
そのくらいの手術はここでしてくれるんだと思ってたからね。

それに、ポートの取り外し手術に関しては、何回かいつ頃になるか
聞いたんだけど、その度に「後でね」とか「放射線が終わってからね」
って、細かい話はなかったじゃない~

あの七三分けのてかてかの髪のドクタールアネの腕は全面的に信用してるから
その点ではOK、OK!なんだけどね。

「記念にポートそのままにしておく?」なんて冗談も言ってくれるし~

「それから、術後の経過や再建に関しては手術をしたドクターが
半年毎に経過をチェックすることなりますよ」

あー
やっぱり南仏のあの町からは、どうしても離れられないのね。

まあ、フランスでのりんご姫の故郷みたいなものだから

こんな山もあるし

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行くのは帰省するようなもので悪くはないのですが


それから抗がん剤の副作用の名残ともいえる
末梢神経のぴりぴりしびれについても聞いたら
「ふーん、それは特別な症状だから神経科の先生に診てもらわないとね」
それだけだ。
はーい、分担医療ですね。
様子を見て、神経科のドクターとも連絡を取ってみますよ。

歯医者と目医者にも行きたいしな。
      ・
      ・
      ・

  
また日程の調整や病院とのやりとりがあるのか
と思うと、
少々億劫なのでありました。


予想内のことでも
ポートを取り除く手術のことでぼんやりとした混乱と
もうすぐ治療が終わる嬉しい興奮と
その後は「どうする?どうする?」という
落ち着かない気分と。

気分を落ち着けるのに少し時間がかかったけど
「そうね、このことを早めに言われたとしても
気になって、放射線治療に影響がでただろうし
治療に気持ちを集中させてあげようという
ポワーットドクターの優しい心遣いだったかもね…いや、たまたま
ドクターがポーっトした性格だってことが幸いしたのかもしれないけど」


「びっくりすることを言いましょうか?
この次の診察が終わったら、次に会うのは一年後ですよ~」
「あ、そうなんですか?
 …
 ちょっと寂しいですね~」

ドクター、ニヤニヤと笑って、「また次回」の握手をしてくれた。
りんご姫は「病院から離れられる」と思って、ニヤニヤした。

なんだかもうすぐ卒業式を迎える時期の気持ちかしら。


ま、それだけ元気になったということですね。



時が経つ、季節が流れるのは
嬉しいようで、寂しいようで

こうしたいろんな感情がまぜこぜになって
イライラしたり
疲れたり

そういうことが
生きてるってことなんですね。


もう、クリスマスの飾りを思い出させるように
自然も衣替えしています。

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「 ばら色の10月 」

りんご姫の10月がばら色になるかどうかは未定ですが
10月はフランスでも日本と同じように
「乳がんについて話そう!」月間です。

それでピンクリボンのピンクの意味からなんでしょうが
ばら色の10月なんです。

今朝の空と「ばら色の10月」
by echalotes | 2009-10-02 21:44 | cancer du sein 治療

光と影と陰

この朝、この時間に、この風景。

「美しい」のため息と深呼吸。

他の言葉は出てこなかった。




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風景たちに応援されていることがよくわかる。

自然とのおしゃべり、こりゃーやめられませんね。

我が町のこんな自然の風景は、みなさんのことも応援してます。
りんご姫には、それがよくわかるんです。


10月も BON VIVANT でいきましょう!

今朝の空と昨日のお弁当
by echalotes | 2009-10-01 12:59 | 我が家で静養