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liberté,amitié,illimité


by echalotes

2011年 05月 04日 ( 1 )


朝、目が覚めたころ

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このハートの形の朝陽のずーっと向こうの日本で
伯父が旅立った。


黒いシャツを着て
下はジーンズだけど
いつもよりは少しだけ丁寧にお化粧をして
母の真珠のネックレスをして
朝の散歩にでかけた。


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青い空にたくさんの飛行機雲が見えて


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少し強くて冷たい風のせいで

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白樺の葉も水面もキラキラ、キラキラ


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風は飛行機雲を散らして

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空にいろんな絵を描いていく


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その空へ上っていけそうなプラタナスの滑走路


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いつもの公園は飛行場


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アイスベルグという名の白いバラが一輪だけ咲いていた


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風は雲を躍らせて

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白い大きな2羽の鳥を作った

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こっちへやって来るのと向こうへ行くのと

2羽の白い鳥の交代式のようだ。



小学校の低学年の夏休みには

この大きなバスケットに着替えを詰めて

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渋谷から東横線に乗って、横浜の伯父の家へお泊りに行ったものだった。


小さい女の子にとっては

その時の渋谷は、今の羽田や成田のようで

東横線は飛行機で

横浜は異国だった。


大きくなった女の子には

その時のバスケットは小さくなり

その中には女の子が生まれる前の古い古い写真を詰めて

その女の子は今、異国に住んでいるのであった。


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今頃、伯父は

横浜の上空を旋回してるに違いない。

長年暮らした町、丘、海の風景、そして家族と

離れがたくてしょうがないに違いない。


異国にいると

天上のみんなが

日本で元気で過ごしているような気がしてならない。


希望に満ちた笑顔で

みんな仲良く過ごしているような気がしてならない。
by echalotes | 2011-05-04 18:45 | 日常の特別