小さなもみの木の刺繍 Mon beau sapin
2011年 12月 11日
雨の音で目が覚めた。
午前中の一時だけ、まるで、「かっちゃんお散歩に行っておいでよ」と雨が止んで
また大西洋からのお客様のたくさんのかもめに会えたね。
「ここは、あたしが大好きな草のあるところ!」
例年より暖かいから、もしかしたらロウバイが咲いているかもしれないと覗き込んでみた。
いつもなら1月半ばから2月の頃にかけて、
「おや、ロウバイが咲いている。いつ咲き始めたのかしら」となかなか開花に気がつかないけれど
この冬は、12月11日に発見したよ!
イチョウも芽が出てるのがよくわかる。
ハンカチの木もね。
ヒマラヤユキノシタも咲いていた。
ほんの数日で公園の様子が変わる。
季節は少しずつ進んでるんだね。
いたずらっ子のニッセたちの刺繍の裏側には
お手本を真似て、もみの木と
デンマーク語のメリークリスマス、GOD JUL
そして、2011と入れた。
もみの木には、雪がそっと降ってきて、乗っている・・・つもり。
表には字を入れず、ニッセたちが雪に囲まれている・・・つもり。
GOD JUL は、ゴジュールと発音するらしい。
コペンハーゲンで耳にしたデンマーク語は
「英語とドイツ語とフランス語が混ざったみたいに聞こえるなぁ」
と思ったことを思い出した。
あそこでは、サンタも人魚姫もデンマーク語でしゃべるわけだ!
ここには、クマや羊やハリネズミも集まってきたよ。
陸前高田の一本松の下でも、皆既月食が見られたそうですね。
被災地をはじめ、日本のみなさんが、できるかぎり心穏やかにこの大変な年を終えることができますように
もちろん、フランスやその他の国のみなさんも、
そして、動物や自然も落ち着いてクリスマスの時季を過ごしてほしいと願いながら
雲を通してのほんの少しの太陽の光りの中で、飾り付けをした2011年の12月11日でありました。