秋日和の名月を愛でる家
2010年 09月 22日
秋の澄んだ空気と穏やかな朝の光が
見慣れた景色を「実に美しい」と思わせてくれる。
どこを向いても「美しい」。
「あたしも美しい?」
夕食後にソファーで横になっていると
窓に何か光るものが見えるので
何が反射してるのだろうと思ったら
マレの方から月が上り、木々の間でその光がゆらゆらしていたのだ。
我が家の窓から見える姫りんごの木も自慢だけれど
この名月が、窓に現れ、挨拶をしに来てくれる・・・
まるで名月を観賞するために建てられたのではないかと思ってしまう。
去年はお団子を作って、同じように窓から見える風景に感動していた。
今年は、本日は巨大カワカマスさばき格闘技でノックダウン!
お団子を作る力が出なかったので、
窓辺には、編んだ帽子やショルダーウォーマーが並んでる。
月が動いていくのが、手に取るようによくわかる。
上の階の窓を開ければ月は目の前だ。
元の階に戻って、月と語るようにマレの上を照らす月を追う。
お向かいの家の煙突の後ろに隠れた後、右のほうからまた顔を出す。
マレの上をゆっくり照らしながら、街の方へ移動していくのね。
ここの家も、あそこの家も
こっちの家も、そっちの家も
照らしながら
そっと窓から挨拶しながらね。