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by echalotes
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にっぽん・フランス「患者の気持ち」往復書簡⑩


夏の風物詩、川の雑草除去のための船がお目見えしました。


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でも、気温は上がったり下がったり、半そでを着たかと思うと
長袖の厚手のカーディガンを羽織ったり、そんな日が続いています。

日本もなんだか低温の日が続いている地方もあるようですね。

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ホルモン治療の薬を毎日飲むことや
時々検査や診察でいろんなドクターのキャビネに行くことも
日常生活の一部になり
すっかり大きな病気をしたことを忘れかけています。


先日も、手足に残る痺れが神経や筋肉の問題から来ているのではないかを
確かめるために神経の専門家ドクター・アンドルーのところで
筋電図を取りましたが、ドクターとも笑いながら会話をしました。

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ゆったりソファーのある待合室で少し待った後、診察室に向かうと

「どうですか?」

「手足にいるありんこは、少し減ったような気がしますが相変わらずです。
でも、元気だし、畑仕事もしています。なんだか、抗がん剤がうまい具合に効いて
もしかしたら病気になる以前よりも元気かもしれません。」

「そう、は、は、は。痺れは時間とともに消えていくと思いますよ。
あとは、甲状腺の問題からきてることも考えられるけど、そっちの方はどうでした?」

「甲状腺の数値は、血液検査の結果からすると、安定してなくて上がったり下がったりで
ドクター・ボワッソンによると、治療は必要ないそうです。
また近々、ドクター・ポワッソンとのランデヴーがありますが・・・」


筋電図なるものが存在することは、このドクターに会うまで知りませんでした。
手足に微量の電気を流して、ピクッと動くかどうかというのが主な検査内容です。
難しいことは、ドクターがコンピューターの画面を見ながらいろいろやっていました。

右手首の神経が少し痛んでるとのことでしたが
それ以外は問題がなく、
診察が終わるとドクターも元気よく
「Portez-vous biei!お元気でね!」と言ってくれました。

このドクター、相変わらずガムをくちゃくちゃやっていましたが
気さくに話ができるのは、いいことでした。

ドクターが「お元気で」と言ってくれたように
できるだけ元気でいる時間が長く続くように、
生きることの基本、食べること、動くこと、眠ることをいい加減にしないように気をつけながら
毎日を過ごしていきたいと思います。



抗がん剤治療中の伯父とは、電話で話すことができ
天上の母が、兄と娘が体の部分は違っても同じ病気になってきっとびっくりしているね~
と笑い合えたり
「一緒にがんばりましょうね」と言い合えたことがとても嬉しかったです。

「でも、なかなか力が出なくてね・・・」と少し気弱になっているのは確かで
「私もそうだったな。先生からはあなたが悪いわけじゃないからね、とにかく休養、休養って言われてたのよ」と言うと
「そうだったの?そうだね、焦っちゃいけないね。じっくり治療しなくちゃね。」と答えてくれたので
その生きる力を信じたいと思います。

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直接は話せない多くの同じ病気で治療中だったり、経過観察中だったり
また、他の病気で辛い思いをしている方々や
さらには病気でなくてもいろんな状況や環境で、なんだか力が出ないなと思う方々とも
「一緒にがんばりましょうね」という気持ちになっています。
そうすると、なんだかお互いに力が沸いてくる気がします。

お天気も安定しないけれど
それでも、植物が様子を見ながらなんとか伸びようとしているように
心身の様子を自分で窺いながら、無理をせずに、落ち着いた生活が送れるように
そう願わずにいられません。

夏が夏らしい季節になりますように。
では、またお手紙します。
by echalotes | 2010-05-26 23:32 | 患者の気持ち