氷の聖人たちが雨の聖人に変身してハンカチを落とすお話
2010年 05月 11日
5月11、12、13日は 氷の聖人たち Saints de glace の祝日。
普段はすっかりこのことを忘れているけれど
トマトの植え付けの話題が出ると思い出す。
この頃を過ぎれば霜が降りる心配がなくなって
心置きなく植え付けが出来る!という目印の時期なのだ。
日本の「暑さ寒さも彼岸まで」のようなものかな。
今年は、霜が降りるほどの寒さにまでは戻っていないけど
寒さと雨が続いている。
これじゃトマトを植える気にもならないし、植えられないなぁ。
雨の合間の曇り空には
「さあ、散歩だけはいかないとね」と外に出る。
「氷の聖人が手を広げているみたいよ~」
笠松のことをフランス語で Pin parasol パンパラソル (Pinus pinea)日傘松 というけれど
この木は “Pin parapluie パンパラプルイ” 雨傘松 とでも名づけたいわね。
実際の名前は知らないんだな。もみの木の一種だろうな。
子どもたちも、ちゃんと並んでマレの自然観察散歩!
子どもたちの方が植物の名前を知ってるかもしれないわね。
カシューの散歩公園は雨のおかげでまるで森の中にいるような空気だ。
朝夕の空気に似ているからか、小鳥がよく鳴いている。
シジュウカラがよく目に付くけど、すばしっこい。
よーくよーく耕された花壇に、花が植えられていき
何回も見てもつつじが眩しい
あら、こんなに誰がティッシュペーパーを捨てたんだろう・・・
そうか
この木も ハンカチの木 Arbre aux mochoirs(Davidia involucrata) だったのね。
ということは、
イチョウの木の横のハンカチの木にも
やっぱり
ハンカチがいっぱい。
この白いハンカチは花びらではなくて
苞(ほう) bractée と呼ばれる
蕾を包んでいた葉のことだそう。
花だと思っているカラーの白い部分もこの苞なんだな。なるほど。
氷の聖人たちが雨の聖人に変身して
ハンカチを落としてくれたおかげで
この季節にハンカチの花が咲くことと
カシューの散歩公園には2本のハンカチの木があることがわかった
そんな一日でありました。
ハンカチのように
白い大きなマッシュルームをたくさん使って何が出来るかな・・・
このカレーのレシピを
参考にして
香辛料は手元にあるものを使って
ホットなホットな美味しいカレーができた。
これを畑で獲れたトマトで作ったらもっとおいしいだろうな。
ホットなホットな太陽、戻ってきて!