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by echalotes
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春のマレの小屋修理と畑仕事②


3月13日 小屋の修理2日目

いや~・・・渡しを漕ぐ練習をした 船頭修行日記 を思い出すなぁ。
今回の小屋の修理日記は、
いわゆる、ひとつの
ツバメの王子への報告日記でもあります。



今日は、マルセルたちが小屋の様子を見に来てくれるはずで、
でも何時になるかわからないので、
りんご姫はできるだけマレにいたいと思い、

午前中、散歩がてらカシューをフィフィ兄の家に預けに行った。
カシューはマレであちこちに穴を掘るのが習慣になっているけれど、
その穴を埋めるのも、また一仕事になるし、
いろいろ働いて疲れて帰ってから、真っ黒カシューを洗うのは
楽しくて嬉しいんだけど、かなり疲れるのだ。

それで、まるで小さい子どもを保育園に預けるように、
タッパーにドックフードのお弁当を詰めて、
フィフィ兄に渡し

「夕方6時半まで、カシューの面倒、よろしくお願いします~!」


ちょうど夕方に、フィフィ兄とナデット姉がヴォワゼル水車小屋に来ると言うので
その時に我が家まで連れてきてもらうことにした。
別れ際のカシューは、保育園の方が楽しい!と言わんばかりに
嬉しそうに吠えて、りんご姫との暫しの別れなど気にしていない。



一人で行ったマレの港から出航するときには、
今日はカシューも白鳥もいなくて
なんだか寂しかった。

しかし、枯れた雑草の移動、果樹の枝下ろし、島の縁の補修、
小屋の中の道具の移動、声をかけてくれるマレの人たちとのおしゃべり・・・
と、いろいろやりたいことを進められた。

c0124619_5362778.jpg


もう少しちゃんと雑草を片付ければ、
耕運機でガーーーッと耕せるぞ。


今日は、白鳥たちは、バレーを踊るかわりに
飛ぶ練習をしているようであった。

c0124619_537303.jpg


こうやって、母親らしき白鳥が
まだグレーの羽の残っている子どもたちの後ろから
すごい勢いで「シーッ」と声をかけながら
追い立てていく。

白鳥が水面を走りながら飛び立つ姿、そして水面に着陸する姿は
非常にすばらしい。
いつか動画に収められたらいいな。


c0124619_5431281.jpg


フィフィ兄とジョゼが小屋の中に貼ってくれたシートの下にあった
バーベキュー用の石炭など、雨を避けたいものは、
念のためスレートの屋根のある方の小屋へ移動した。

シートの上には、少し雨水がたまっていたので
それも取り除いて、
再びシートを貼りなおして、とりあえずまた雨が降っても
被害がないようにはした。

屋根がないのも
気持ちよいし、道具の出し入れが結構便利でいいのだけど
このままというわけにもいかない。


たまたまマレの会の会長のムッシュー・カミュザー、
そう「フランスと呼んでくれ」と言っていたから、これからは名前で呼ぶことにしよう!
だから、フランスがたまたま通りがかったので
我が島に上がってもらって、小屋の様子を見てもらった。

川を渡しで通るときには
大きなロリエの木の陰になって、小屋の屋根の状態は見えないのだ。

「おー、完全に剥がされたんだね。
これは、島の持ち主に伝えておいた方がいいね。
たぶん入ってないと思うけど、もしかしたら保険をかけているかもしれない。」


りんご姫もとりあえず持ち主に連絡しておいた方がいいと思っていたのだが、
この島はフィフィ兄の名前で借りており、
持ち主とのやり取りは、彼が仕切っている。


夕方、カシューを連れて来てくれたフィフィ兄に

「一応、大嵐で小屋の屋根が飛んだことを持ち主に伝えたいんだけど。
写真も撮ってあるし・・・とにかく連絡したいのよ」と言うと

「なんのために?????」

とおっしゃる。


この方ね、ちょっと一般人と違う頭の回転をすることが多くてね、
ツバメの王子は良く知ってるよね、そのことを。
話がすぐに通じないのよ。とっても疲れるの。
そして、勝手な解釈ですぐ怒り出したりするから厄介なのよね。

フランスとのやり取りなどを説明して
とりあえず来週連絡してくれることになった。

面倒くさいのかと思うから
「連絡先を教えてくれれば、私から連絡するけど」と言うと
「いや、私が連絡する。と言っても、持ち主は高齢のおばあさんだしな・・・」
と、私が直接連絡するのは嫌らしい。
持ち主が高齢であろうと、借主の義務としてこういうことは伝えておくべきでしょう!
とりんご姫は思うし、フランスもそう思ったはずだ。

ふー、畑仕事より、この人と話をする方がずーーっと疲れる。


帰ってきたカシューは、家の中にさっさと入って
「おあがりください~」というようにみんなを中へ誘う。
今朝の別れ際には、なんの感情も示さなかったのに
「ママ~。寂しかったよ。どこへも行かないでね~。」
と言いたいのか・・・
りんご姫の太ももに両前脚でしがみついて話さない。

好きな人には、必ずするカシューの“太もも抱きつき”挨拶だ。


カシューは、フィフィ兄のところで
またなにやらおいしいものを食べたようだけど、
夜ご飯のドックフードを早々にねだって、すぐにぺろりと食べた。

そして、何をはしゃいだのかしらないけれど、
マレではしゃぎまわったときと同じように
お疲れのようで
おねむの時間はかなり早めであった。

しかし、何か変な臭いがするなと思ったら、
カシューの頭辺りから安物の香水のような臭いがする・・・

まさか・・・

ナデット姉が、カシューに香水を振り掛けた~???

あり得る。

嗅いでいるりんご姫は、気持ち悪くなってくるし、
嗅覚の発達している犬のカシューも戸惑っているんじゃないかな。
犬用のシャンプーと濡れタオルで簡単にカシューの頭を拭いた。

近いうちに真相を明らかにしよう。


フィフィ兄とナデット姉は
近所でも評判の?!
こんな“どうしてこうなるの~”カップルなのです。


さて、小屋の話にもどると、

17時半までマレで畑仕事をしたが、
その間にマルセルたちは来なかった。
そりゃ、土曜日だし、お店も忙しいだろうし・・・

もう少し待ってもよかったけれど
冷たい風が吹き始めたので、引き上げてきた。

夜、マルセルに電話すると
息子のウィリーが手助けしてくれる友達と一緒に見に行ったはずだと言う。
すれ違いだったのかもしれない。
渡しの南京錠の合鍵は渡してあるので、時間のあるときに行ってもらえるようにはしてある。

明日の朝、むこうから連絡してくれるとのことだった。

かくして、屋根の修理はゆっくり、ゆっくりと進むのであった。
by echalotes | 2010-03-13 23:21 | マレ・菜園