大事な“編みかけ”と“毛糸玉”
2009年 12月 11日
茶箱の中からたくさんの毛糸が出てきた。
母は高校の頃から編み物が好きで、上手で、
当時の親友に編み物を教えてあげたそうだ。
母は20年以上前に亡くなったけど
その親友の幸子おばさんは、今も編み物を続けている。
「あなたのお母さんから習ったのよ」と話してくれたことがある。
母が亡くなってからも、
彼女の手作りのものを私に送ってくれたこともあった。
こんなかわいいものなどね。
毛糸の中からは、
編みかけのものもでてきた。
いつ、誰のために編んで
どうして編みかけのままになってしまったのかな。
きっと、私が学校に行っている間に編んでたんでしょう?
こんなふうに母と話しながら、
これもクリスマスの飾りに加えちゃおうと思った。
見覚えがあるなと思うのもあるけど…
ピンクの小さい手袋は赤ちゃん用みたいだけど
私のためだったのか、誰かの赤ちゃんのためだったのか…
ピンクだから女の子用よね。
なんだかみんな私の好きな色。
いろんな色の毛糸玉は
父に編んだグレーのベストの残りだったり
弟のマフラーを編んだ残りだったり
私が知らないもの、もう忘れちゃったものもある。
時々感情動物であるのが嫌になる。
こういうものをサバサバと捨てられるようになりたい。
でも、捨てられない。
靴下には、途中になったままの刺繍の針もついていた。
おしゃれだな~、この靴下。
片方だけの黄色の手袋は、
「ピース!」の状態で終わってるじゃない!
なんだか「にこーっとしなさい!」って言われてるみたい。
20年以上も傷まずにそのままの状態だなんて
茶箱は・・・
玉手箱ね。
冬眠中のりんご姫にとって、嬉しい毛糸との再会だった。
よし、このたくさんある毛糸玉で
ベリーショートに似合う帽子作りに挑戦~する~かな~あ。