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by echalotes
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新学期の準備 : マーキングと心臓エコグラフィ

放射線治療の新学期が始まるにあたり
準備として
きのうは、放射線をあてる位置を決め、印をつけるマーキング
きょうは、心臓エコグラフィのためにいつもの“のんびり病院”へ行って来た。

マーキング
(REPERAGE ルペラージュ、これも世界共通にしようよ、マーキングでいいじゃない!)
のランデーヴーは早朝だったこともあって、時間通り8時半に始まった。

Manipulatrice マニピュラトゥリス と呼ばれる技師の女性が
一人で仕事を始める。
その前に、彼女がデジカメで私のスカーフ姿の証明写真を撮った。

「ここは、刑務所?? あ、患者を間違えないようにカルテに貼っておくのだな。」

機械を色々動かして
ひととおりマーキングが仕上がったところで
ドクターとフィジシアン(機械調節専門の先生らしい)を待つ。

「ポワーットドクターがデッサンを加えますから」

あの、手をよく洗う私の担当ドクターのことを
ポワーット先生と呼ぶことにした。だって、ぽわーっとしてるんだもん。
何度か技師の女性が
「先生、ここに来るの忘れてるといけないから」と言いながらドクターを呼びに行って
ようやくドクターが来て
定規と赤いインクで私の左胸の上にチョン、チョンとデッサンを加える。

「私の左胸は、ホワイトボードかキャンバスってところだな。」

そして、フィジシアンは「他の機械が調子悪いとかでかかりっきりになってるから」という理由で
結局来なかった!

待ってる間、ベットの上でうとうとしてたけど
ベットが硬くて尾骶骨が痛かった。


そして、出来上がったデッサンは

「アートモデルヌ!モダンアート!現代アートだ!」

更衣室にある鏡を見てにやっとしてしまった。

モンドリアンの絵が浮かび
私もデッサンしてみた!

c0124619_21353354.jpg


赤い線が放射線専用。
実際の赤はフランボワース色よ。
写真でお見せするのは、生々しいので
架空の線を加えてアーティストになったつもりで遊んでみました。

現実には赤い線だけですから…びっくりしないでくださいね。

だって、遊びたくなります。
いろんなサイトやいろんな方のブログで
「マークが消えかけていたので看護婦さんが描き足してくれた」という文章を
よく見かけていたので、
そのつもりで技師さんの話を聞いていたら…

「消えかけたら自分で描き足してね。」

は?

「どんな色のマジックでもいいからね。」

へ?えぇぇぇぇぇぇ……??

あ、そうですか?
じゃあ、用意しますよ。

c0124619_12174163.jpg


どの色にしようかな。
このマジックは新学期のために買ったわけではありません。

でも、これでいいの?
マークを保護するようなテープも貼ってくれないし。

自分で自分の胸にいろんな色で線を書き足していく…
ひとりボディーペンティング!
まあ、技師さんがそういうんだから、それでいいんでしょうが…

やっぱりこの病院、“のんびり”というか
そうだ
りんご姫お得意の“おちゃらけ”だ!
“おちゃらけ病院”なんですねー。

その後、放射線が入る深さの確認とやらで
CTスキャンを撮って
スムースに準備1は終わりました。

時間割ははっきりしないんだろうなと思っていたのだが
日程表と「放射線治療初心者」のための注意書きをくれた。

c0124619_12163833.jpg
 

それも日程表は同じものを2枚。
「一枚は送迎タクシーの人に渡してね。」
おちゃらけているわりには、細かい所に気が利いている。
うーん、2枚の日程表よりは
マーキング専用のマジックを用意してくれてたほうが
患者としては納得がいくんだけどな…

1回の照射は10分程度で済むとのこと。
注意書きには
マークの所をこすってはいけないとか
シャワーではアルコール分の入っていないボディーシャンプーか石鹸を使うようにとか
ボディークリームをつけちゃいけないとか

それから
「放射線治療を受けている他の患者さんと治療の仕方を比べてはいけません」
と、大きな字で書いてある。

はい、わかりました。
ただ、自分でマークを描き足すように言われたのが私だけじゃありませんように。



さて、準備2の心臓エコグラフィ。
すぐ隣りと言われていたので、同じクリニック内かと思っていたら、
少し離れた別の建物に担当の心臓専門医、ドクターミレーがいた。
これまた画家みたいな名前です。

「で、なんでまた日本人のあなたがこの町にたどり着いたの?」

初めて会うドクターには、必ず私の身の上話をしなくてはならない。

「ですから…」とまたひと通り話をして
それからドクターは学会で日本人のドクターが見つけた心臓病についての話を聞いたことがあると話し始めた。
その名前がおかしーい。

「タコツボ病」だそうだ。

心臓がタコツボのような形になるのでそういう名前がついたということなのだけど
フランス人のドクターがまじめに「タコツボ」と言うところがおかしくて笑っちゃう。

私の心臓は正常とのことで、放射線治療は問題なく受けられるそうだ。

と、そのとき、放射線の秘書の人から携帯に電話が入る。

「初回の来週火曜日のランデヴーの件ですが
火曜日はキャンセルで、水曜日にずれます。
機械が故障して、その修理が火曜に入るので、水曜日に来てくださいね。」

なるほど、その機械にかかりっきりで、昨日フィジシアンの先生が現れなかったのか。

大丈夫かな?放射線の量、機械が勝手に間違ったりしないかな。
ちゃんと修理できるのかな。

果たして、この“のんびりおちゃらけ病院”での放射線治療、どうなることやら。
出だしからちょーっと思いやられる新学期であります。

c0124619_1462172.jpg


秋の空 雲が見守る おちゃらけ新・学・期!!
by echalotes | 2009-08-28 23:59 | cancer du sein 治療