放射線治療へとステップアップ
2009年 08月 24日
放射線治療へとステップアップの秋へと向かいます。
と書き始めると
スムースに事が進んでいるように思えますが
バタついています。
私がバタついているのではなく、
田舎のクリニック…
夏休み明けのドクターの診察なので
たくさんの患者さんがいて
待ち時間は長いだろうなと覚悟はしていたものの
2時間待ちは、やはり長い!
おまけにドクターはその場で私のカルテ等を見ていろいろ検討する。
これじゃあ、診察に時間がかかるわけよね。
目の前に今日診察を受ける患者さんのリストが貼ってあるけれど
「30分の間に3人も患者さんを入れているー。時間がずれるの当然だわ!」
心の中で叫ぶりんご姫。
朝、8時過ぎから患者さんの診察を入れないで
1時間はカルテに目を通す時間に当てればいいのに…
おまけに南仏の病院から送られてきた様々な私の書類はファイルされておらず
全て封筒に折りたたんで入っているから…
その中から必要な書類を探し出すのも大変。
「あった、あった~。これが必要なんだ。」って
ドクターが見始めたのは
南仏の病院で出された治療計画。
ドクターが知りたかったのは
私の治療には、抗がん剤の後
「放射線治療、それからホルモン治療ね。」
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今頃、そんなこと確認してるの?大丈夫かね?
いちばん大事なことは封筒の上にでも書いておけばいいのに…
それから「放射線の前に心電図をとらなくちゃね。」
と、今から予約を入れる。
そんなこと抗がん剤が終わった時点でわかってたでしょうに…
受付の方ではすでに放射線のためのマーキング等の予約を入れてしまっているらしい。
受付の人と、ドクターの間で話し合い。
マーキングは心電図の前でもOKね、ということで話が合い
それぞれのランデブーについては「午後、携帯に電話しますね」
なんだかのんびりしてるでしょー?
あー、患者をやめて、ドクターの秘書としてバリバリ働きたいりんご姫でした。
クリニックの前のベンチに座って
目の前の売り出し中の大きな庭付きの家を眺めながら
「あー、カシューのためにこんな広い庭があったらいいな…」と思いながら
待つ。
何を待つ?
この車と同じタイプの青い星印が目印のお迎えタクシー。
こちらでは、医療タクシー、医療救急車のシステムがあって
指定された病気でドクターの許可が出ていれば
このシステムを利用できるんです。
このための専門の会社がいくつか、この町や近くの町にあって
病院や検査センターなどと患者さん宅の間を往復したり
病院間の患者さんの移動のために仕事をしています。
フランスのどの地方でもこの送迎システムがあるんですよ。
今週はマーキングと心電図のためにまた病院へ。
その後、放射線治療が始まるので
忙しい“新学期”になりそうです。
困るのは“時間割”が決まっていないこと。
毎回病院に行く時間は午前だったり、午後だったり、
おまけにやはり待たされるようです。
それから
どうやら
カシューが
近々帰ってくるらしい!
カシューも夏休みを終え
りんご姫と
“新学期”を迎えます。
2度目の花を咲かせているゼラニウム、
夏は終わりだわね。