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by echalotes
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10月末のツバメの王子の誕生日に向けて、友人や親戚たちが代わる代わるやって来てくれた。
泣いたり、笑ったり、抱き合ったり…
なんとか誕生日が迎えられた~。

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痛みや疲れによく耐えて、ここまでよくがんばったよね。
みんなからもらったプレゼントの洋服を着て、マルセルのカーヴにも行けたね。

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みんなに助けてもらいながら、またなんとか、もう少しがんばっていこう。
ノエル(クリスマス)が、今度の目標だ。

10月初めのマレの風景
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by echalotes | 2007-10-26 23:17 | ツバメの王子の最期の日々

白血球

抗がん剤投与の前日には、看護婦さんが採血のために我が家にやって来てくれる。
注射が嫌いなツバメの王子は、注射器が腕に刺さる瞬間は、子どものように目をつぶる。

試験管に採血された血は、この看護婦さんが検査センターまで持って行ってくれる。
その日の夕方前には結果が出て、病院のドクターへは、ファックスで結果が送られる。

患者本人へは郵送もしてくれるのだけど、この小さな街中の検査センターは、我が家からそれほど遠くないので、
りんご姫がいつも取りに行くことにしている。


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街中を短い間でも歩くと、気分転換になる。
特に、町の中心には、こんな木の骨組みや梁を使ったまるでおとぎの国のような家が並んでいて、
窓を見上げてそこに猫を見つけたり…そんな楽しみもある。

まだ元気に歩けた時は、ツバメの王子もこんなふうに親友のジャンと街中を歩いてたんだな。

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白血球の数が基準に達しないと、抗がん剤投与ができない。
白血球の減少のせいで、2回ほど抗がん剤投与ができない時があった。
抗がん剤投与そのものも辛いものだけど、その抗がん剤が投与できないとなると、治療が進まないと言う思いになるのか、
ツバメの王子はとてもがっかりする。

この火曜日は、6クール目の最初の抗がん剤投与ができた。
来週の火曜日に、6クール目の2度目の投与が終わり、そのあとひと月は休憩だ。
休憩…ヴァカンスと思えればいいのだけど、
体力が弱っているので、どのように展開するかは不明だ。

この火曜日、りんご姫は初めて、病院の廊下で、担当医のドクター・カイアットと二人でツバメの王子の病状について話した。
もちろんあとどれくらいということは、ドクターにだってわからない。
「あとひと月?ふた月?」と聞くと、
ドクターはとても渋い顔をした。
「それよりも短いんですか?」
ドクターは、それには答えず「今はまだ衰弱しきっていないから、今すぐってことはないだろうが、なにしろ癌を見つけたときがすでに手遅れだったからね。急にっていうこともあるよ。」
緊急の場合の連絡の仕方を確認して、りんご姫は病室に戻った。

ドクターは最後に「君は強いね。がんばって。」と力強く握手してくれたけど、
「あーあ」って言う気持ちと、「強くなんかないし、どう頑張ればいいのかな…」って思いで病室の前まで戻った。

「モルヒネの量はね、今度から朝晩50mgずつになって、さらに痛ければ10mgを一日に4錠まで飲んでいいんだって!」
ツバメの王子には、ドクターの所へ今後のモルヒネの量を確認しに行ったんだよとだけ伝えた。
モルヒネの量も、また増えた。

よし、とにかくツバメの王子に栄養があって、おいしいものをいっぱい食べてもらわないとね。
ちょっと焦げ目だけど、ネギとロックフォールチーズ、ラルドンのキッシュは、クリーム、牛乳もたっぷり入って、栄養満点だ!
「おいしいよ!」
よかった、よかった。

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by echalotes | 2007-10-04 18:37 | ツバメの王子の最期の日々