liberté,amitié,illimité


by echalotes
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「東京は猛暑で冷房も効かないのよ」という便りを受けて、「あー、その暑さを少し分けてほしいな」と思うくらい我が町の8月は涼しかった。

7月の最終日31日に、喉の痛みと熱があったので、かかりつけ医のところへ行こうと予約を入れて、18時半の約束の前に着替えをしたりして、りんご姫は車椅子を通りに出して、「さあ、でかけよう!」と声をかけたものの、ツバメの王子は熱のせいで、「うん」と言いながらもテーブルの上にうつぶせになって寝始めてしまった。
時間ぎりぎりまで待ってみたものの、テーブルから動こうとしない。
ドクターに電話して、状況を話し、家に来てもらうことにした。

喉の痛みは、抗がん剤のせいでできた菌のせい、熱は40度を超えていた。血圧も低く、帰り際にドクターは「僕が間違う可能性もあるけど、今夜逝ってしまう可能性もある。心の準備はできてる?僕の携帯の番号は知ってるよね。」と私に念を押した。

「ちょっと待ったー。今夜?そんなばかな。」でも、ドクターが言うからにはありえることなんだろうな。
一晩中、ツバメの王子の顔を見つめながら、「いつ逝っちゃうの?逝かないでね」と祈ってった。
明け方近く「お前が、僕のことをずっと観察してるのはわかってるよ。でも、これじゃよく眠れないよ。」とツバメの王子が言った。
「あー、大丈夫だ。これだけ私に言えるなら、まだまだ力があるぞ。」
翌朝には、いちごが食べられるほど元気になっていた。

本人は朦朧としていて、その晩は病院にいると思っていたらしい。

その後、2週間以上、親戚や友人が入れ替わり立ち代り、様子を見に家に来てくれた。

そのおかげもあって、元気とやる気を取り戻し、外に出ること、歩くこと、食べること、この状況から脱することに意欲を多いに示すようになったツバメの王子であった。

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何はともあれ、食欲!

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弟の方が大きいが、とりあえず兄弟愛!

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ツバメの王子とっては、何よりの友情!


家の近くの通りの道路工事がそろそろ終わるので、また新しい散歩コースが増えた。
プレフィショーの公園までのコースだ。

やる気が体力より上回って、時に歩きすぎて、後で足の感覚がなくなるってこともあったりして。
とにかく頑張ってるツバメの王子に乾杯する毎日である。

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一緒に見る風景は、どこもかしこも美しい。

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8月末になって、ようやく今年初めてのひまわりを見た。


こんな頑張りに反して、白血球の数が足りないために8月の終わりの抗がん剤投与は延期になった。
白血球減少は抗がん剤のせいで、ツバメの王子が頑張ったとしてもその頑張りとは関係ないところで、こういう結果になるのだ。

それに、私たち二人の前では「結果は良好です」と言って今後も頑張るように力づけてくれるドクターたちではあるが、現実的には検査の結果、抗がん剤の効果は見られず、ツバメの王子の体力は落ちて来ているので、なんとかいい状況を維持できるようにする対策を練っているというのが事実である。

そろそろ本当に心の準備が必要なりんご姫である。

9月が迎えられるだけでも嬉しいことだけど、できれば10月末のツバメの王子の誕生日は少なくとも、元気でお祝いしたいな。
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by echalotes | 2007-08-31 05:28 | ツバメの王子の最期の日々