liberté,amitié,illimité


by echalotes
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カテゴリ:我が家で静養( 180 )


小雪が降る朝があったりもする。

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しかし
花や芽はぐい、ぐいーっと
かなり動き出している。

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冬眠の終わりは、ごそごそと
身支度と様子伺いの外回り。


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かつて使われていた碾き臼の残る水車小屋の公民館で行われる
姫りんご通り地区のアソシアシオンの総会への顔出しは

バナナ姿で決めてみよう。

バナナ・・・

フランス語でリーゼントのことをなんとバナナと言うのですよ。
前に伸びる部分の形がバナナに似ていると言うことでね。

前髪がまだまだ下りてくるほどに生えてこないから
バナナのバナナの部分はできないけれど

ジェルで固めて

うーん、こんなことをするのは始めてだから

バリバリのガチガチには固めないけど

それなりに・・・


と、そろそろと行ったら、

水車小屋の前で
地元紙のジャーナリストに話を聞かれ
そんなことは
アソシアシオンの大きな集まりのときはよくあることで
書かれる記事の内容も想像できるからいいのだけれど

写真を撮りたいとおっしゃる!?

このバナナ姿で?????

と、戸惑っている暇なく写真を撮られ
「はーい、今度はお宅の方を指差しながら・・・」

そんな格好付けの格好なんてしたくないんだけど

している。

いくら小さな地方紙とは言え、
その写真は載せないでくださいね。

他に、何か大事な記事があるでしょうから
そっちの方の写真を載せてね。


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しかし、

新聞に載らなくとも
世のみなさまには、お見せしていくことになる
バナナ

で動き出す春。

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このアソシアシオンの会長はフィフィ兄!
頼りになりそうで非常に厄介で、厄介だけど頼りになることもある
非常に面倒くさい会長さん、はりきっています。

総会の終わりには、ガレット・デ・ロワとシードルのおやつに
おば様方おじ様方、どーっと押し寄せる!
すばらしいですよ、このパワーは!



こんなバナナ頭で見る景色の中で、小さい春があちこちで動いています。

噴水の水も穏やかで

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市役所での結婚手続きを終えたカップルの写真撮影も行われ

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この町では、カシューの散歩公園は結婚式後の写真撮影のお決まりの場所なのです。

川の水にもぬくもりが感じられる。

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そして

冬の間と同じように葉がない木々でも
その手触りは、やわらかな髪のようで

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こわばらず

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光の方へ

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伸びをするように

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重い腰を上げ

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自由な空へ歩いていく。

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冬眠もそろそろ終わりです。

健康になるための町のドクターたちのところへの旅は続きますが

りんご姫、おしりふりふりのカシューとともに動き出しますよ。


家の中、町の中、マレで
そして、他の町へも

このバナナ頭でね。


たぶん中毒気味になっている編み物は続くと思いますが
PCの前に座る時間は減っていくことでしょう。


ブログの更新がないぞ~と思ったら、

そのときは

このバナナ頭がどこかで動いているということです。


なーかなか~楽しいおいしい冬眠ができました。

冬眠中の応援、合いの手、ありがとうございました!

一礼!!!

バリバリのバナナ軍団は礼儀正しいのである!

以上!
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by echalotes | 2010-02-22 06:16 | 我が家で静養

マレのスケート場へ!?


晴れ間があったなら・・・
マレを見に行かなくちゃ、この町に来た意味がないわよね。


注意!
ものすごく寒い風景ですので
今すぐ、
必ず、
さらに一枚暖かい半纏など、必ず羽織っておいてください。




それで、のりまき子ちゃんにマレの様子を少しでも見てもらおうと
エシャロット港へ向かう。

「渡し」に溜まっていた水が凍っていて、厚いところでは5センチほどにもなっていた。

薄い部分の氷を割って、その氷や水をくみ出して、

「お客さーん、お一人様~。
しっかりじっと座っててくださいね~。
カシュー船長、前方確認お願いしま~す。
お、後方には川にもかなりの氷が浮いているよ~。
さぁ、それでも~
出発進行!」

「渡し」に、かなり久しぶりのお客さんで
りんご姫は、かなりの張り切りぶりだ。


「フランス人でも、この風景は知らない人が多いだろうね!」
「フランスのヴェニスなのよ!」


カシュー船長はいつものように、
船着場に着く前に、一足早く島に飛び移る。

ぅわ~

と、驚いたのは、我が島の裏手の流れのほとんどない川が

バリバリのガッシガシのカチンカチンのゴツンゴツン・・・に

凍っていることだった・・・




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冷気が写真から出ているでしょう?


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この寒い中、小屋の前の落ち葉や土を整理してから
我が島より少し遠くまで
「渡し」の遊覧船は向かい風の中をゆーっくりゆーっくりと進み

お隣のトニオに
「ぜんぜ~ん進んでないじゃない~」って言われながらも進んで

お客さんに珍しい景色を見てもらって
「もうそろそろ・・・引き返すねっ!」

今度は追い風だから、漕がなくても舟は港の方へ流れていく。


「ここはひとつ、格好いいところを見せなくちゃ!」と思った
張り切り船頭は
翌日、体中が
バリバリのガッシガシのカチンカチンのゴツンゴツン・・・になった。
が、その後、そのガチガチが心地よくほぐれて、以前より柔軟になったような気がした。
時には、荒療治が必要なのだ。


凍った川へ降りたいけど、どうしようかと迷っていたカシューも
私たちも、このスケート場で滑ることはなかったけれど

鴨たちは、よっこいしょと氷の上に乗っかって
涼しい顔でスケート散歩を続けていた。

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この寒々しい風景を見たみなさんが、
バリバリのガッシガシのカチンカチンのゴツンゴツン・・・に
凍っていないことを願っています。

家の中では温かくておいしいものを!
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by echalotes | 2010-02-18 23:07 | 我が家で静養

駅で待つ


案の定、列車には遅れあり。

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カシューとベンチに座って到着を待つ。




誰かがやってくるのを

駅で待つ 

なかなかいいものだ。


カシューは、初めてのりまき子ちゃんに会うのに
「よく来たね~。いらっしゃい!待ってたよ。」
と、彼女の足にしがみつく。


それからは・・・


カシューの興奮と感激と「遊んで~」と
女二人のおしゃべりが


止まらない。



カシューは、誰でも引っ張る力持ちの
カシューの散歩公園案内人。

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この東方から来た友が南へ向かって
さっき、雨の中を旅立っていってしまったから・・・

カシューもりんご姫も・・・

今日は、不貞寝だね!

イジスはキャベツでダイエット
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by echalotes | 2010-02-17 23:14 | 我が家で静養

東方より友来たるはず~


「この雪の中を無事、空港に着いただろうか・・・」

数日前、心配していたらメールが来て

どうやら
南仏で知り合った悪友ののりまき子ちゃんは
フランスの北の方の知り合いの家に無事到着したらしい。

彼女は南仏にいたときに猫を飼っていて
彼女が長期で留守にしたときには、
何度かその猫の面倒をみたことがあった。


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これは当時の姿。

今は、日本でのんびり暮らしてる。

そのイジスちゃんに毛布を編んであげた。

とてもかわいらしいペット用の毛布の編み方を見つけたので
編んでみたくなって、
無理やりイジスへのお土産に作ったのだ。

かなりビッグな猫だから
ビッグサイズの毛布だ。

それでも小さかったら
そのときは
のりまき子ちゃんのおばあちゃんの
イカの墨絵ちゃんのひざ掛けとして使ってもらおう。

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我が家の猫の赤いリボンのキティばあさんは
「こりゃ、とっても温かいね」と言っております。

この写真よりも現在はさらにビックになっているイジス!
本人からの許可が出たら
そのでっぷりぶりをお見せしましょう。


明日、こののりまき子ちゃんが
雛あられを持って
ここにやってくる・・・
はず。

列車よ、
ふつーにちゃんと走ってくだされ。

半期に一度の日本からのお客様
無事着きますように。
そして、
カシューの相手をお願いします。

シリアルがいっぱい入ったパンも待ってるよ~。

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by echalotes | 2010-02-14 23:33 | 我が家で静養

2009年の2月13日は金曜日だった。
南仏の病室の大きな窓からは、空がよく見えて
なんだかすがすがしい気持ちさえしていた。

初めて病室の主人公になれた変な嬉しさと
人がたくさん集まるとお祭りに似たワクワクする気持ちを感じてしまうのと
そんな気持ちで
カシューと走っている情景を思い浮かべて
麻酔の世界へ行き
またカシューと走って戻ってきたときには
「よく眠った」という感覚だった。

あのすっきりした感覚は
今でも
思い出すと
すっきりする!

今朝は、とても寒く
雪も残っているが
さわやかな気分だ。


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どんな状況でも
眠る前と
朝起きたときに
ほんの少しでもさわやかで落ち着いた気分を味わうことは
とても大事なことだ。


手術から一年、
それをお祝いするかのように
冬季オリンピックが始まった。

前回は
ここでツバメの王子とテレビで中継を見ていたのだな。
あの時と同じ司会者や解説者が画面に映る。

時は流れるものだ。


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手術のために入院したとき、
寒いといけないからと厚手のパジャマと、念のための薄手のパジャマを持っていった。
病院がとても温かいことを忘れていたのだ。
薄手のパジャマでも汗をかいたくらいだった。


そのとき、気になっていたのはお雛様だ。
ベットの上で「せっかく日本から持ってきたのに今年は出せないな」と思っていた。


そして今年。


よかった。

出せた。

顔が見られた。


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「いいお顔」と箱から出すときに、いつも思う。

この二人に会うと、ほーっとする。

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ツバメの王子がモルヒネの治療を受けている頃
時々、唐突に何かその場とは全く関係のないことを
まるで格言のように言うことがあった。

そのひとつに
「大事なものは、袋じゃなくて、箱にしまう」
というのがあった。

その通りだ。

お雛様は、大事に大事に桐の箱で眠っていた。
フランスで、初めて目覚めたのが今日だ。

2010年2月13日。


雪に続いて、雛あられが降ってくる予定であるが…
約束通り、忘れずに降ってくれるかな。

このお雛様はこんな時代にも微笑んでいたのだ
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by echalotes | 2010-02-13 22:03 | 我が家で静養

今年は雪が多くて
雪が降ると毎回大はしゃぎをして
雪をブルトーザーのようにバグバグバグと食べては
トロロンローッンと跳ねてる
カシューです。


母さんは
「あーたは興奮しすぎ!絶対、この雪ともうすぐ満月のせいだわー!」
って言うんだけど
こんな楽しいのにおとなしくなんてしてられないわよね。


遊ぶときは、思いっきりの思いっきりに遊ぶから
眠いときは、ものすごーく眠くて・・・
それでも
母さんがあたしの方を向くと
だいたいは目が覚めるんだけど・・・



ちーっとも気がつかないときもあるわけさ~。



夢の中で走ってるから
時々足がぴくぴくします。

それから
散歩中にいつもしているように
夢の中でもくんくんと匂いをかいでいるので
鼻の辺りもぴくぴく動きます。

それ以外はほんとうに寝ているだけのあたしの姿です。





母さんは
あたしを見てニヤニヤしてるけど
母さんだって
眠ってるときにときどき
あたしとおんなじことしてるの、知ってるもんね。



母さんの最近の口癖がまた聞こえてきます。


あたしの様子を見ては
「 天下泰平ね 」と繰り返して言っています。


はい、あたしは
天下シュー泰平 です。


おちゃらけ芸名としては、  
天カスー泰平
がよろしいようで。


あー、これからは母さんに「泰平!」って呼ばれそうです。


母さん、いつものことですが、ふざけすぎです。
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by echalotes | 2010-02-12 22:18 | 我が家で静養

MRI は IRM


話す言語が違うということは
使うアルファベットや単語、文法が違うということであり
頭文字による略語の順番も違ってくるのだ。


MRI は、 
フランス語だと、IRM(イー、エル 喉を鳴らすフランス語らし~いエル、エム)


略さないと

英語で    magnetic resonance imaging
フランス語で imagerie par résonance magnétique
       (今時のPCは、アクサン記号も文字化けせずに伝わるのかな?文字化けしてますか?)

単純な語順の違いと言えますがややこし~い。

日本語にすると 核磁気共鳴画像法
だれもこの語を検査のために使わないでしょうが、
その通り
磁気が共鳴してそれを利用して体内の状況を画像化するわけで
そのときの音がブンブンブン、ドゥンドゥンドゥンとうるさいんですね。



この冬3度目の大寒波が
またうまい具合に検査のランデブーの日にやってくるのだねぇ。

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硬直状態かと思われるメルル一羽と
雪景色におはようと言われ

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メルルはずいぶん長くそこにじっとしてるけど
大丈夫?


病院へ行くためのお迎えタクシーを待ちながら
「カシューよ、雪の日はあまり遠くへは行かないぞ!」散歩だ。

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今年はほんとうに雪が多い。


少し早めにお迎えタクシーがやってきた。


「あなたの前の患者さんは雪のせいで遅れて病院へ到着したけど
あなたは早めに病院へ到着できるわよ!」

元気のよいこの女性運転手によると
この冬の寒さは1985年以来の大寒波だそうだ。
たしか、ツバメの王子が南仏でもかなり雪が積もったときの話をしてくれたことがあったが
それが85年だったんだな。

雪の日だからこそ
ドアツードアのお迎えタクシーの患者への優しさが
いつもにも増して嬉しい。


前回ここには
おととし、2008年の暮れ、病気の診断を下すため
胸のMRIを受けに来た。

そのときは、うつ伏せで装置の中へ滑り込んでいったので
装置の内側は見えなかったけど
今回は頚椎のMRIなので仰向けで装置の中へ滑り込んでいく。



りんご姫は、まじめな患者のはずなんだけど



この装置に入って思ったことは


雪が降っているせいもあるけれど


「リュージュの選手が氷の上をすべるときは
氷の壁がこんな感じで迫ってくるんだろうな」と思ったり



一度外に出て造影剤を注射されてまた中へ滑り込んだときには


「パンやケーキを焼くときに
“いってらっしゃーい”と声をかけて
オーブンの中へ滑り込ませるのと似ているな」と思ったり



装置の中ではじっとしていなければならず


「でもくしゃみをしたくなる人だっているだろうな」と想像してみたり

 ・
 ・
 ・
 ・
 ・

そのうち終わってしまった。


映像技師の先生の話では
特に異常は見られないが
とても硬い首をしているとのことだった。
首が凝ってるってわけですか。


この検査結果と昨日の血液検査の結果を持って
また来週には神経の専門のドクターの診察を受ける。


抗がん剤治療は、心身に対して厳しーい治療なので
抗がん剤の種類や量、また治療を受ける人によりけりだけど
その名残の症状が続く場合がある。

私の場合は手足に痺れが残っていて
特に首を動かすとその痺れがひどくなるので
念のため頚椎のMRIを受けるようにドクターに言われたのである。

いろんなドクターと話をした限りでは
抗がん剤の名残はだいたい1年くらいで治まるようだ。



日本語だと「痺れる」という言い方を
「ジンジンする」とか「ピリピリする」等、いろいろに表現するけれど

フランス語でも、そうで、「痺れる」「痺れている」ということを
「 ありんこがいる 」と表現することができる。


そうなんですよ、
りんご姫は、ただいま手足にありんこを飼っていまして
かなり小さいありんこがたくさんいます。
首を動かすと、そのありんこたちがドワーッ、ザザザーッと移動したりするわけです。

約一年間は
このありんこたちを
飼って
飼いならして
調教することになるわけです。

そんなことを言って
アリス姉との電話で笑ってみたりするのです。


「ジンジンする」「ピリピリする」と言ったときに
みんながその感じを共有できるように
「ありんこがいる」と言われて
その感じがわかるのが、とても興味深く面白いので
また笑っちゃうんですね。


“おみやげ”の耳栓をかばんから出したら
いつもかばんの小さいポッケに入れている湯島天神のお守りも一緒に着いてきた。


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昨年のちょうど今頃、
「一緒に湯島天神へ行ったのを思い出して、一人で行ってきました」と
20年来の友達が送ってくれたこのお守りのおかげで
一年前の手術にも、その後の治療にも
そして
今回の検査にも“合格”できた気が・・・
ほんの少しだけした。


ちなみに
DNA は AND(フランス語読みで、アー、エヌ、デー)になります。


患者生活もなかなかややこしいものです。


今夜もまた雪である。
ダイヤモンドダストのように小さく眩しく光っている。
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by echalotes | 2010-02-11 23:29 | 我が家で静養

吸血鬼センターへ行く


早朝に外出するのにはすっかり不慣れになってしまった。

8時半のランデヴーのために
身支度を済ませ
カシューの簡単な散歩を「早くおしっこして~」と思いながら済ませ
町の方へ
ゆる~くきつーい坂を登っていく。

歩いているときは気がつかない道の傾斜で
そこについてから、「ちょっと息切れしてる」と気付くわけである。

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この血液検査専門のラボは
朝7時半から開いている。
予約を入れたとき、絶食の必要があるから朝早くお願いしますと言ったものの
「8時?8時15分?8時半?・・・」と聞かれて
「早いといっても…犬の散歩もあるし…8時半でお願いします!」と答えたのだった。

週の真ん中辺りは患者さんが少ないようで
待合室は空っぽで
椅子に座ったと思ったら
「りんご姫さーん」と相当太ったおばちゃんに呼ばれた。

このおばちゃんが今日の吸血鬼だ。


検査項目が多いので
刺した針に小さい試験管を5本付け替えて
血を吸われた。

1つの試験管に大匙1杯以上入っているよ。
その黒くて赤い、どちらかといえば美しい色を見ていたら
あーお腹が空いている…と思いながら
ふーっと気が遠くへ行ってしまいそう…と思った。

ここでも、受付のおばさんたちとそこにいる患者さんたちに
「さよなら」のあとには「BONNE JOURNEE ボン ジュルネ」。



ひとつ“仕事”が終わると
お腹は空いてるんだけれど
散歩がしたくなる気持ちのよさだ。

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この曲がり角を曲がろう。

っとその前に、この角っこのかなり傾いていた建物

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修復するのかと思ったら、このままで終わりらしい。


角を曲がると
そこはかつて城壁だったところ。
すぐ後ろにカテドラルがある。

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ほんとうに町の中心の中心だ。


家に戻ってほーーっとゆっくりと朝食を済ませ
改めてゆっくりとカシューの散歩へでかける。

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いい天気だ。
川岸の木々が伐採されたので、向こう岸がよく見える。


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ほーら、ずいぶんさっぱりきれいになってしまったでしょ。


それにしても久しぶりの太陽は気持ちがいい。

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すっかり姫りんごの実も減ってしまった。
その実を争うようにつつきにメルル、日本語でクロウタドリがやってくる。
こういう様子は春が来るぞという風景なんだな。

メルルは何羽いるでしょう?

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このまま太陽が輝く一日になるのかと思ったら
雪が散らつき始め
午後のカシューの散歩の頃には再び日が出た。


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さっき降った雪がまぶしく光ってる。


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今朝、すぐそばに見たカテドラルは遠くで輝いていた。


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夜になってまた雪が降り出し
夜の散歩で
カシューは跳ね回る。
雪のときだけにする特有の跳ね方があって
その跳ね方を見て
「おかしいよ~♪」とよだれを垂らして笑ってしまうりんご姫である。


雪で道を清めてくれるのはいいけれど
明日は、また別の検査で、今度はお迎えタクシーが来てくれるのだけど
あんまり積もると、車の移動も無理になっちゃうよ~

ただいま5センチの積雪の我が家の気象台である。
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by echalotes | 2010-02-10 22:11 | 我が家で静養

今日は弟の誕生日である。

弟は元気で
世の彼の世代の男性陣へと同じように
「お父さんがんばって」と声をかけたくなる
忙しい日々を送っている。

「体に気をつけなさいよ」と繰り返して言っていた
りんご姫の方が病気になったのだから
「情けないな~。何やってるんだよ~おぉぉ。」
と言われてもしようがないすっとこどっこいな姉である。


年始に
「あけおめ」とメールをくれたその弟に
「おたおめ」とメールをした。
そんな言葉は使わないだろうけど。


そこで


本人は東京にいるが
ここでもお祝いだ!


ついこの間と同じだけど
おいしそうな「ケーキをくださいな」
と、すぐそばのパン屋さんに入った。

ほんの少し母の誕生日とは違いがある。

パン屋さんのケーキは少々、大胆だ。


それでも
なんだか
かわいらしい
春らしいのがあるじゃない!


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「それは何が入ってるの?」
赤い色は見当がつくけど・・・
「イチゴとパイナップルだよ」


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ふワーットしてそうだったけど
食べたら
もちもち、むちむちしてた。
さすがパン屋さんのケーキだ!


情けなさそうに「買って~」と一本残っていた
昔風バゲットも買ったんだけど

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おいしいことはおいしいけれど
自分で作ったパンに比べて、ずいぶんと塩気を感じてしまうのは
このバゲットに限ってのこと?

自分で作ったくるみといちじくを入れたパンの方が
おいしいな~

じーっとりんご姫を見つめるカシューに
「母さん、ずいぶん鼻が高くなってますよ・・・」と言われる。

「あーたは、ずいぶんと鼻が大きくなっていますよ。
おいしいものの匂いの嗅ぎ過ぎのせいだわ・・・」
「母さんに一本!」


子どもは風の子で
元気に遊んでいたいつかの冬の姉と弟、近所の・・・とおる君だったかな。

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この狭い袋小路で
どれだけの
おてんば
いたずら
けんかをしたことか!!!

今、この場所は駐輪場になり
そのすぐそばには、高層マンションが建っている。
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by echalotes | 2010-02-09 23:23 | 我が家で静養

カシューと朝の散歩に行こうと玄関の扉を開けると
近所のおじいさんが、ボンジュール。

カシューは、家から出て人がそこにいるとびっくりして
必ず吠える。
だいたい、早く外に出たいので扉の手前では
まるで急いで降りたいがために地下鉄のドアに鼻をつけているような
「開いたらすぐ飛び出す!」と待機している子どもみたい。

今回もまず吠え、それから「できたら、遊んで~」って
おじいさんの腿にしがみつく。

これはお行儀悪いことなんだろうけど
カシューの愛情の表現でもあり
みんなこうされるとにこっとしてしまう。

「寒いね~。少しは暖かくなってきたと思ったけど、
また寒気が来るらしいよ。」

お天気の話をしてほんの少し一緒に歩いて

「じゃ、私は新聞を買いに行くから」

「私はカシューとお散歩に行ってきます。
BONNE JOURNEE ボンヌ ジュルネ!またね。」

「あなたにも BONNE JOURNEE ボンヌ ジュルネ。」

BONNE JOURNEE は「よい一日を!」と願う言葉。


この言葉を交わす機会があると
その一日にちょっと弾みがつく。


そんな弾んだ気持ちと
友人からの「お雛様の刺繍ができあがりました」というメールで

「お天気がいい日にそろそろお雛様を出そうかな。
桃の節句が終わったらすぐに片付けなきゃいけないしね。
そうしないと、お嫁に行き遅れちゃうし・・・
あ、そういう問題はもうどうでもよかったんだわ・・・
じゃあ、一年中出しておこうかしらね・・・
ウヒッヒッ・・・」

と思ってたお雛様の箱を
天気が悪いが、ちょっとだけ覗いてみた。


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そして
色紙のお雛様だけまず飾ることにした。
かなり古くなってしまったので
色紙にもしみが多くなった。

りんご姫と一緒に年を取ってきたんだものね。


裏には「おひなさまのかざり方」の新聞の切り抜きが貼ってある。

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昭和46年の新聞だ。

毎年、これを見るまではそこにこの記事が貼ってあることを忘れ、
取り出してこの記事を発見しては、毎回驚くのである。

この新聞記事のように何段もあるお雛様ではないけれど
お天気のいい日に
いいお顔のお雛様を出してあげましょう。


メールをくれた刺繍が大好きな友人は
この春に高校生になる彼女の子どもがまだ2歳くらいのとき
日本の我が家に遊びに来てくれて
りんご姫の母の小さな刺繍を見たことが
刺繍を好きになったひとつの理由だと言ってくれた。

その刺繍は、ここにある。

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そして、母はいろんなところで行き続けている。
そんな気がしてしょうがない
色紙のお雛様との再会の日であった。
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by echalotes | 2010-02-08 22:27 | 我が家で静養