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by echalotes
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パパのナイフとママの布巾

いつもの日曜日のように、サンボネの市場までパンを買いに行く。
でも、今日はツバメの王子を一人家に残して、大急ぎで買いに行く。
パン屋さんのおばちゃんも「あれ、今日は一人なの?」っていつもと違うことに気が付いてくれた。事情を話すと「お大事ね。」と言ってくれたので、「ありがとう。近くだし、またそのうち二人で来るからね。」と答えた。

買ったパンを保存するのに、我が家では布巾を使う。

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「S.B」のイニシャルが入ったこの布巾は、ツバメの王子のお母さんがお嫁入りの時に準備したもので、1930年頃に作られたものだ。
結婚前の名前「シルビア・ベルナール」の頭文字を彼女自身で刺繍して準備したわけだ。

以前は、結婚の時に女性側がリネン類をこうしてすべて用意したそうだ。

ツバメのお母さんの思いが込められている、この布巾で大事にパンをくるんでおく。

刃の先がこぼれてしまっているけれど、オピネルのナイフは、ツバメの王子のお父さんのマルセルが食事の時にいつも使っていたものだ。
何かをこのナイフでこじ開けようとして、刃の先がこぼれてしまったのに違いない。
ツバメの王子は、時々このナイフを使っている。

ナイフとツバメの王子の指先を見ていると、まるでマルセルとそっくりだ。親子だな。
食卓でも、シルビアとマルセル、両親の思いに支えられている。
なんとか元気でいられる日が長く続くように、みんなが守ってくれてるね。
がんばろう。

それにしても、りんご姫のアイロンのかけ方、布巾のたたみ方、なっとらんな。
あれ、これは私がアイロンかけたんじゃなかったんだっけ?!



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ツバメの王子が「これはとってもパパらしい写真だ。」と言っている彼のお父さんのマルセルの写真だ。
ちなみに、彼の着ているランニングシャツもフランス語では「マルセル」と呼ぶのだ。
マルセルがマルセルを着ている~!
マルセルも、ツバメの王子と同じようにユーモアーのある人だったな。

「ツバメの王子、りんご姫のためにもがんばるんだよ。」と言ってくれているに違いない。
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by echalotes | 2007-06-10 18:05 | ツバメの王子の最期の日々