秋の終わりにお客様を待ちながら、秋の初めに来てくれたお客様を思う!
2010年 11月 05日
明日、また遠くからお客様がこの町を訪れてくれる。
しかし、どうやらしっかりした雨が降るらしいよ。
この秋は、嬉しいお客様がいっぱいだ。
秋の初め、まだ暑かったころに
ここを訪れてくださったのは
ざっこ姉とざむ兄さんだった。
そのざっこ姉さんが、
そのときのことを記事にしてくださった。
「水に浮かぶ菜園」・・・ブルジュのマレ
を紹介してくださった。
りんご姫にとっては、もう見慣れてしまったマレの風景が
とっても新鮮に見えた。
ここのところ、お天気が悪く
マレに行っていないけれど、
近くにありながら
思い出すマレである。
そうだ!
船の水のくみ出しにだけでも
行ってこよう。
ここのところ
悲しい訃報が続いていて
少々、胸が詰まる思いも
マレの風景がなんとか
いい風で解放してくれるだろう。
本日のマレも、あの日と同じ。
しかし季節は動いたね。
マレのポプラの木の葉は
潔く散って、
遠くのカテドラルがよく見通せるようになってきた。
かっちゃんは、大好きなマレの水を飲む。
相変わらずのマレっ子カシューだ。
中世の修道士たちが、ここへ土を運び
まったくの沼地だったところに、たくさんの島を作った。
今、修道院の前をリヨン行きの列車がとおり、
ここに日本人の江戸っ子りんご姫と、南仏生まれのフランス犬カシューがいる。
そして、日本のお友達たちが、マレを愛でてくれる。
おかしな巡り合わせ。
文化のシャッフル。
時の流れ。
人々の往来。
思いの交差。
ずーっとずーっと先は
誰が、どんな人が
この船を漕ぎ、この地で畑を耕すのだろう。
未来に旅ができる「渡し」を作って、「竿」を自由に操って
未来のマレの上空を旋回したいね・・・
ね、かっちゃん???
「母さん、あたしは、マレの水は飲めたけど
船の雨水の汲み出しだけだと・・・
島で走り回れなくて、マレの消化不良を起こしそうです。
このままだと、欲求不満になりそうだから、引き返しませんか?!」
かっちゃんが、足を踏ん張り、その場に立ち止まる力はすごい。
マレへ引き返そうという気持ちが、母さんにも強く伝わってきますよ・・・
でも、このお天気で風邪ひいちゃうと大変だから
また今度ね。
ざっこ姉さん、マレのこと、記事にしてくださってありがとう。
またの再会を楽しみにしています。
「かっちゃんも、ここで首を長くして待ってま~す!」