春のマレ仕事21とキャンセルされたランデヴー
2010年 04月 19日
おはよう!
毎日窓を開けるときに笑顔になってしまう。
風もなくさわやかだ。
マレに着くと、まず道具を出したり、小屋の中のちょっとした整理をして
それから島を一周する。
キャベツは元気だ。
東京で住んでいたところは、かつてはキャベツ畑や白菜畑がたくさんあった。
耕運機で耕したこの畑に、まず植えたのがキャベツだったことは
なんだか嬉しい偶然だ。
島の奥に咲くプラムの花を見ていたら、遠くのさくらんぼの木が美しい
と、そっちに気を取られた。
このまっさらの畑がどんなふうに変化していくのか、変化させるのか...
楽しみだな~。
さくらんぼの木の花の横には、少し葉が出始めた。
この葉っぱで塩漬けを作りたい。作ろう~!
これは、たけのこ?!
ではなくて、アイリスの芽。
カシューに踏まれないようにね。
今日の作業の結果の図!
マレでのお昼には、ラジオのニュースを聞きながらお弁当を食べるのが
お決まりになりつつあるのだが、
ここ数日、アイスランドの火山噴火による空港閉鎖の話が中心だ。
この間、レストランの前で会った日本人の観光客の皆さんが乗る飛行機は飛ぶだろうか。
我が町には、特に火山灰が目に見えて降ってきたということはないけれど
今朝の一本の電話で、この空港閉鎖でフランスに戻れない人がいるのだと実感した。
「ドクター・アンドルーの秘書ですが、りんご姫さんですか?」
明日の午後に筋電図なるものを取るために神経の専門家のドクターとのランデヴーが
あったのだが、このドクターがどこか外国で足止めされてしまい
フランスに帰って来れないのだそうだ。
「こんなことになるとは思ってもみなかったので、今、全ての予約をキャンセルする電話を
みなさんにかけてるところなんです。」
「誰もこんなことが起きるとは、想像できませんでしたよ。」
どうやら、そろそろ飛行機の運航が再開するようだけど
事故が起きないでほしいし、
早い再開を願っている人は多いでしょうが、安全第一でお願いしたいところです。
青い空に、白樺の葉がキラキラし始めると、もう夏を感じる。
野菜作りやマレの自然を楽しむことが
そのまま
帰ってからのシャワーの気持ちよさのためでもある季節になってきた。
種まき、植え付けの一方、収穫もあるのよね~。
といっても、マレのお隣さんたちからもらったレタスだけれど
瑞々しいことといったら!
もう、今夜はレタスをむしゃむしゃ食べることにする。
冷蔵庫に残っていた、白菜やにんじん、なす、ネギを細かく切って
そうそう、これもあったわ
土の中に残っていたにんにくが芽を伸ばしていた、そのにんにくの芽も入れて
豚のひき肉も入れて
いろんな香辛料をパパッとチョィチョィと
そして、それをこのしなやかなレタスでくるんで食べる!!!
なんという幸せ。
さて、次回はなんの野菜が収穫できるでしょうか。美しい色のあれですね。
なんでしょう?収穫の写真が載るまで、何の野菜か考えておいてくださいね。