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liberté,amitié,illimité


by echalotes
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春のマレの小屋修理と畑仕事⑪


いいお天気だ!
小屋の屋根の修理に全く手が付いてなくても、気分がいい!


今日は、朝からマレに行こう!


しか~し、いい天気には似合わない・・・

喧嘩だ~喧嘩だ~!!

誰がって、りんご姫とフィフィ兄がナデット姉を挟んで喧嘩だ~!

江戸っ子は、気が短いのだ~!


喧嘩と呼ぶほどまでもない、いつもの厄介なやり取り。



マレに着いて、

春のマレの小屋修理と畑仕事⑪_c0124619_534536.jpg


洋ナシの花ももうすぐ咲く。

畑仕事の道具を取りだしたりしてから
そうだ、電話しなくちゃとフィフィ兄宅に携帯から電話した。


りんご姫「昨日、今日も午後マレに来るって行ってたけれど、もし来るのだったら通り道だから
     家に寄ってもらって、この間買った腐葉土を車で運んでもらいたいんだけど、どうかしら?」

ナデット姉 「いいわ・・・よ・・・」

フィフィ兄(電話の向こうの遠くから)「無理!不可能!」

りんご姫、この時点で、フィフィ兄の発言にすでに不愉快になっている。

ナデット姉 「腐葉土を運ぶだけよ・・・」

フィフィ兄(電話の向こうの遠くから)「乗せるものがいっぱいで無理!」

りんご姫 切れた!!!
    「もう結構!さよなら!」電話を切った!


荷物がいっぱいで車に何も乗せられないなら、そういう風に普通に言えばいいし
「次回にしてくれ」とか、いろいろ言い用があるでしょう。

前から、人に頼むことに少し嫌気が差していたことや、特にこの二人とのやり取りに疲れちゃうなと
思っていたのに・・・また頼んでしまった、自分の馬鹿さ加減や
いつまでたっても、このフィフィ兄はこういう人なんだという呆れや・・・



留守電のナデット姉のメッセージ 「私がいい方法を見つけたわ。一度マレに行って、それからあなたの家まで腐葉土を取りに行く・・・」

りんご姫、そんなことは、考えなくても、その場で提案できてもいい気がするし、わざわざなら結構!と、思う。



またナデット姉から電話 「りんご姫・・・」

りんご姫  「フィフィ兄は、非常に不愉快だ。もう、何も頼みたくないから!」
     情けなくて、大したことじゃことなのに、しゃべりながら涙が出てしまった。


さらっと流せばいいのに・・・
伯父のことで気が張りつめていて、膨らんだ風船に針を刺したみたいな状態になってしまったのだ。
それと、毎回の厄介フィフィとのやりとりの度に繰り返すのだけど、それ以前のいやーなやり取りや
「信じられな~い!」って思う彼らの行動、言動が全て思い出されてしまうのだ。



しょうがないな、疲れるなと思いながら、畑の仕事をしていると
なんだかものすごい勢いで、青い車がエシャロット港に入って来たのが見えた。
「ナッデット姉に運転する車と似てるけど、あんな上手な運転しないわよね・・・」
と、思ったら彼女だった。


さっきのやり取りで、わざわざ、ここまで会いに来る?????


何かと思えば

ナ 「りんご姫、私はとっても悲しい。絶望してる。」

り 「悲しいのはこっちです。それでなくても、悲しいことがたくさんあるんだから、わざわざ不愉快な人とは関わりたくないから。」

ナ 「私はみんなに優しくしようとしてるのに・・・フィフィが嫉妬するのよ・・・」

リ そんな嫉妬って・・・勝手にやってよ~。あー、こんなやり取りを年に一回くらいはやってるなあ。
  「そういう問題は、そっちで解決してよね。悪いけど、私の問題じゃないもの。」

ナ 「私は努力してるのに、フィフィが・・・」半泣きのナデット・・・

り 夫婦の問題を私に持って来ないでほしいんだけど・・・
  「不愉快な人のことを考えるより、私は自分の家族のことを考えたいわよ。」

ナ 「私には、優しくしてよ・・・私はいつも優しくしてるでしょ」

り  「私もいつも優しくしてると思うけど・・・」

ナ 「りんご姫、私があなたの家に一緒に行ってあげるから、一緒にお昼を食べたいとは思わない?」

り 「は?食べたくないです」ナデット姉がフィフィ兄と一緒にいたくないのだ。

ナ 「フィフィは、ほんとに厄介で・・・」

り 「カテドラルに行って、彼のために神様に祈るしかないんじゃないかしら」


爆発しました。以前にも同じように爆発してます。
堪忍袋の切れた緒を何回縫い直したことか。


びっくりするのは、この後、フィフィ宅でどういう展開になったかは知らないけれど
いいお天気で来るって行っていたはずの午後2時半過ぎになっても彼らはマレには現れず
結局、来なかったのだ。




それから、腐葉土をマレに運ぶことに関しては
りんご姫、ちょっと無茶をした。

一度家に戻り、
大事な大事なツバメの王子の形見のひとつのディアーブルと呼ばれる
荷物を運ぶ二輪車に50リットルの腐葉土を乗せ
マレまで引っ張って行った!!!!!

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船に乗っているのがディアーブル。

「ちょっと浮浪者の引越しみたいだけど、恥じだとは思わないし、恥ずかしくない!」

と思った瞬間に、恥ずかしくなった。


だって、あの「友人たちとの待ち合わせ」のレストランから
日本人の観光客のみなさんが食事を終えて、出てきたところだったのだ~。

サングラスもしていたし、りんご姫が日本人とは、みなさんわからないわけですが、
なんとなーく「この人、なにやってるのかしら~」という視線を感じ
カシューが一人のお姉さんに近づこうとしたとき
「この犬・・・ウンチの匂いがする。」と言われてしまった!!

すでに、マレの川で泳いでいたかシューは
川や泥の匂いがしていたのだ~。

かわいそうなのは・・・カシューじゃなくて、
この日本人のお姉さん!
我が町の思い出が、ウンチの匂いのする犬!になってしまったはずだ。ごめんなさい!




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白鳥の世界にも厄介なことはあるかもしれないけど
今日は、どうやらゆっくり日向ぼっこらしい。

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日差しも少し強くて、帽子がいるかなと出してみたけど結局、使わなかった。

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ごぼうのための穴を掘ってみたり

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夏の花の種を撒いてみたり

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島の縁の手入れをしたり

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この3本の支柱は、島の縁から少し離れたところに打ちたかったので
船に乗って、船からかなづちで打ち込んだ。

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一日中、マレにいるといろんなことができる。

カシューは、何度も川で泳いだり、島のあちこちに穴を掘ったり
モグラ探し、ねずみ探しをしてみたり、

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夕方にはお疲れで

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「撫でて~」って来たり、自分の汚れた足をペロペロと掃除し始めた。


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紫色のアイリスが、きれいに咲く日が楽しみだ。咲いてくれるかなぁ?


悲しみも怒りも自然に吸収してもらって
ごく普通に、たんたんとまた毎日を過ごしていければいいな。








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こちらで売ってる HARICOT ROUGE アリコ ルージュ 赤インゲン
(日本の金時豆に似てるものかな)で、煮豆を作ってみた。

できあがりは、ちょっと硬めだけど、お豆だわ~。美味しい。
by echalotes | 2010-04-06 23:44 | 日常の特別