これは切りすぎなんじゃない?!
2010年 02月 05日
ふさふさしてきたりんご姫の髪の毛の話ではない。
カシューの散歩公園の手前の川岸の木々の枝おろしがされているのを
すがすがしく見ていたのは
数日前。
今は
「働くおじさんたち、市から言われて切ってるんだろうけど
そこまで切らないでよ~」
ポカーンと口が開いてしまう。
同じように思う人は結構いるようで
買い物帰りに足を止めて
その光景を見ている人たちもいる。
さっぱりしたと言えばさっぱりかもしれないけれど
ちょっと切りすぎなんじゃない
白鳥も
「そーよね」って言ってくれる。
すっかり裸にされた川の淵。
木々は、邪気ではないのに...
そんなに祓わないでほしいな。
「どうしてそんなに伐採してしまったのか」
心臓に毛が生えてきたりんご姫は
働くおじさんに聞いてみた。
「木が鬱蒼としているとゴミ捨て場になってしまうんだよね。
それで、ゴミがたまるし、異臭を放つようになる。
それから、木が川の方へ倒れこんでしょうがないからね。」
切った理由があるのだ。
でも、それは木の側の理由じゃなくて
人間がビニール袋をふわーっと捨ててしまったり、
空き缶をぽいっと捨てたり、
そういうことが原因で、
それから、木が川へ倒れこむのは、
木を支える土がしっかりと充分にないからだ。
木を切る前に
何か別のことができなかったのかな。
言ってくれれば、ゴミ拾いくらいはできたのに・・・
切られた木の枝の目がふっくらとしているのを見ると
ますます悲しくなるのであった。
スイカズラの木もこうやって別の枝で留めたり
バラをこんな?マークの形に手入れする
こういう手入れも大事で素敵だけど
木を伐採する前には、何か別の手入れの仕方がないか
ちょっと時間をかけてでも
考えてくれないかな。
文句ばっかり言っているなぁ。
それだけ元気だってことかな。
今のところ、カシュ~の糞をきちんと拾って捨てることだけしかできないけど
やれることはやる!
だから木は切らないでほしい!
こんなところで叫ぶより、市役所へ行けばいいのか...
そこまで太い毛がりんご姫の心の臓に生えているかねぇ~。
静かな生活でも、気持ちがざわざわするときはある。
冷たく静かな空気を感じたくて、その中へ入った。
今日は、このステンドグラスが美しく見えた。
ざわざわした気持ちや
この場にはいないけれど、たくさんの不安を抱えてる人たちのその不安も
この石たちが吸収してくれるように
そうしてくださいと一言お願いして
そして、また重い扉を押して明るい外へ出ると
フランスの国旗がその3色をよく見てというように
気持ちよく風に遊んでいた。
「私はこの国が好きだな~」と思った。